フェズ、「Urumo Ads」のメディアプランニング機能にて特許を取得

フェズ、「Urumo Ads」のメディアプランニング機能にて特許を取得

リテールメディア事業等を展開する株式会社フェズ(本社:東京都千代田区、 代表者:代表取締役 赤尾 雄司、以下「フェズ」)は、リテールメディアソリューション「Urumo Ads(ウルモ アズ)」のメディアプランニング機能にて、特許を取得したことをお知らせいたします。リテールデータ活用に関連したフェズの特許取得は、今回で4つ目となります。

今回特許を取得したのは、リーチと購買の両軸を最適化する自動プランニングツール『メディアプランナー』(2025年4月17日付けで発表)を含むメディアプランニング機能です。


特許の概要

  • 特許番号:特許第7727352号
  • 発明の名称:プログラム、情報処理装置、及び方法
  • 出願日:2025年6月6日
  • 登録日:2025年8月21日
  • 特許権者:株式会社フェズ


開発の背景

原材料価格の高騰や消費行動の変化、顧客ニーズの多様化等を受け、多くのメーカー(広告主)様では、より費用対効果の高い、購買(売上)に繋がるマーケティング・プロモーション活動が求められております。対象商品のターゲットに効率的に広告を届けるため、出稿するメディアや時期、方法などを計画するメディアプランニング業務が必要不可欠です。特にデジタルメディアでは、様々な特性のメディアの中から、目的やターゲットに合ったメディアを選び、限られた予算を効果的に配分することが求められます。

一方で、これまでのメディアプランニング業務では、アンケート調査によるメディア利用者の属性や嗜好性等のデータ、過去の広告配信におけるリーチやCPM等のデータを踏まえたご担当者の知見やご経験等をもとに行われており、客観的かつ定量的なメディア選定・予算配分が難しい状況でした。また、メディアプランニング時の指標として一般的にリーチ数やリーチ単価が評価基準となり、実際に態度変容や購買(売上)に結びついているかまでは考慮されていない状況でした。

こうした課題を解決すべく、フェズでは「Urumo Ads」の『メディアプランナー』を含むメディアプランニング機能を独自開発し、この度、特許を取得いたしました。



特許技術によるメディアプランニング機能について

本機能は、消費者の購買履歴や媒体利用情報、過去の広告配信実績データ、ターゲット属性などの複数データを統合的に分析し、「ユニークリーチ × 購買率 × オンターゲット率(狙いたい顧客層に届く割合)」を最大化するよう、最適な予算配分を算出するシステムです。







主な特徴

  • 購買データと媒体利用データ、広告配信実績データを統合的に分析
  • 狙いたい顧客層を購買データで表現し、オンターゲット率として分析に活用
  • ユニークリーチ× 購買率 × オンターゲット率に基づく最適な予算配分を自動提案


発明者のコメント

<ビジネス開発部 Urumo Ads開発グループ グループマネージャー / 萩原 龍太郎>

Urumo Adsは、オフラインの購買データを活用することで、オンライン広告のターゲティング機能やレポーティング機能を強化するサービスです。今回特許を取得した技術を通して、プランニングの領域においても、購買実績を出発点とした逆算型の施策設計を実現します。さらに、一貫したデータソースで広告施策全体のPDCAを回すことで、広告主様が確実に成果改善を積み重ねられるよう支援いたします。

消費者のニーズやメディア環境が急速に多様化・複雑化していく中で、“売上につながる”ことの重要性は一層高まっていくものと考えております。今回開発した技術が、多くのメーカー・ブランド様にとって確かなビジネス価値となるよう、開発・サービスの両面でさらなる進化を重ねてまいります。


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