フェズの新コーポレートサイトを公開!制作の舞台裏、アレコレ語ります

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フェズの新コーポレートサイトを公開!制作の舞台裏、アレコレ語ります
目次

本日、フェズの新しい顔として、コーポレートサイトをフルリニューアルオープンしました。
今回は、リニューアルのきっかけや変更点、デザイン面・コンテンツ面のこだわり、今後の情報発信などについて、プロダクト・戦略企画部 デザイナーの片岡と広報部の真鍋・楊が語り尽します。

今回、コーポレートサイトをフルリニューアルした背景は?

真鍋:
実は、昨年の夏、転職活動中に初めてフェズのコーポレートサイトを見て、会社理解へのハードルの高さを感じました。これは入社したら改善しなきゃなと(苦笑)。縁あって昨年10月にジョインし、早速準備に取りかかりました。

事業部門・採用部門へのヒアリングやアクセス状況把握による課題整理、ページフローや制作スケジュールの作成、社内の予算取り、制作会社選定といった準備に始まり、原稿作成や写真撮影といったコンテンツ制作、デザイン・システムの確認、過去分のコンテンツ移行作業、そして公開まで、プロジェクト開始からあっという間の5ヵ月でしたね。

広報部長:真鍋

リニューアルのポイント(主な変更点)は?

真鍋:
ポイントは大きく3つです。

まず、機能面について。コーポレートサイトには、ステークホルダーに対して常に最新で正確な情報を伝える役割があります。今回のリニューアルでは、非エンジニアがいつでも簡単にコストをかけず情報更新ができること(更新性)、そして必要に応じて新たなページや英語版等も追加できる構造にすること(拡張性)を念頭に制作しました。

2点目は、コンテンツの拡充です。サイトを訪れてくださる潜在的なお客様や採用候補者の方などに、フェズがどんな想いでどんな事業を手掛けているのか、フェズのソリューションを使うとどんな課題が解決されるのか、実際にどんな企業が導入しどんな効果が得られているのか、フェズに入社するとどんな毎日が待っているのか等、基本的なことがきちんと伝わり、お問い合わせや応募に繋がるよう心がけました。

3点目は、コーポレートブランディングの強化です。旧サイトが公開された2020年7月当時と比べると、事業面・組織面ともに会社のステージが変わり、ミッションやビジョンも新しくなりました。そこで、足元の状況を踏まえつつも、数年後に成長したフェズを想像しながら、“フェズらしさ”とは何なのか、どうありたいのか、どう見られたいのかを具現化しサイトデザインに反映していきました。


サイトのデザインについて、こだわったことは?

プロダクト・戦略企画部 デザイナー:片岡

片岡:
「爽やかさ」「成長・勢い」「リテール業界の変革を成し遂げそうな先進感」「信頼感」を表現しつつ、「見やすさ・分かりやすさ」にもこだわりました。

フェズは、シリーズDラウンド(1st close)での資本業務提携を機に、リテールDXの推進を加速しています。また、期初にミッションやビジョンを改定し、“リテール産業の新たな常識をつくる”“リテールの成長のために、進化し続ける”というメッセージを強く打ち出しました。そこで、成長性や勢い、先進感、信頼感をキーワードに挙げました。
さらに、フェズの持つ明るく元気な雰囲気やポジティブな印象も伝えたいと思っていました。

こういった想いを具現化するために、リテールデータプラットフォーム「Urumo」の爽やかで明るい印象があるブルーをベースに、コーポレートロゴのレインボーカラーを取り入れながら、DXやITを想起させるモチーフと融合させたデザインにしました。
制作会社の方々とタッグを組んで、何度もディスカッションや修正を繰り返したおかげで、フェズらしさが表現できたのではないかと思っています。


サイトのコンテンツについて、こだわったことは?

広報部:楊


今回、RECRUITページ内に、社員インタビューコーナーを新設しました。インタビューの質問項目にはこだわっているので、ぜひ読んでいただきたいです。

フェズには、ミッションへの共感を前提にしつつ、フェズを自己実現のための通過点だと思っている人が多く集まっていると思います。その上で、それぞれの夢をお互いに話したり応援したりする風土があると感じます。だからこそ、多様なバックグラウンドや価値観を持つ社員が、一つの成果にコミットしていける強さがあると考えているので、少しでもそれを記事で伝えたいと思いました。

インタビューでは、みなさん熱い想いをたくさん語ってくれたので、グッとこみ上げるものがありましたね。実際記事にできたのは、インタビューで聞いた内容の3分の2ぐらいです。泣く泣くカットしたところが多いので、フェズに興味を持って頂けたら、ぜひ実際に本人と話してみてください!


サイト制作の過程で、大変だったこと・苦労したことは?

楊:
フェズ側が表現したいデザインやニュアンスを正確に言語化し、制作チームに理解していただくことに難しさを感じました。そこで、具体的な他社事例をもって実現したいイメージを説明したり、フェズ社内で色味や形を調整したサンプルを作成しお見せしたりすることで、より具体的にイメージをすり合わせる工夫をしました。

さらに、単にフィードバックをお伝えするのではなく、その場で一緒に画面を見ながらミリ単位で調整していただき、「良い!」と思えるデザインをone teamで創り上げていきました。細かいフェズのこだわりに付き合ってくださった制作チームの皆さんには感謝しています。


真鍋:
個人的には、入社間もない、未だ会社や事業の内容がわかっていない状態でコンテンツを作る(原稿を書く)必要があったので苦労しましたね。営業用資料を読んだり、社内研修の動画を見たり、原稿チェックにご協力いただいたり。おかげでフェズへの理解が深まりました。

あとは、サイトに掲載する写真の撮影ですね。通常、レンポジ(ストックフォト)等も使用するのですが、今回はほぼ全て新たに撮影した画像を使っています。
1日で67カットを撮りきるために綿密な香盤表を作り、朝8時から夕方17時半頃までみっちり撮影しました。(納品された写真データは2,000枚超!)頑張って下さったカメラマンさんや協力してくれたメンバーの皆さんに感謝です。

また、キービジュアルに使用している写真は、リアル感を追求すべく実際にお取引先様の店舗で撮影させていただきました。急なお願いにも関わらず、快く撮影にご協力いただいた皆様に、この場をかりて心より御礼申し上げます。


新しいホームページを活かし、今後どのような情報発信をしていく予定ですか?

真鍋:
採用面(RECRUITページ)においては、これまで「note」と「Wantedly」に分散していたブログ機能(発信ツール)を統合し、新たにコーポレートブログ「FEZ LOG」として再出発します。
導線をシンプルにすることで、採用候補者の方に必ず「FEZ LOG」を閲覧してもらい、よりフェズへの理解を深めた上で応募や入社の決断をしていただければと考えています。

昨年12月以降、広報部内で定期的に企画会議を行い、経営陣の課題感等をすり合わせつつネタ出しから記事公開までを行っています。今後は、広報部内で完結させるのではなく、もっと社内協力を得ながら、よりユニークなコンテンツを発信していきたいですね。

事業面(SOLUTIONページ)においては、新たにお客様のご導入事例やセミナー・イベントの開催レポートを公開できるようにしました。
フェズがソリューションを提供させていただいている企業様は、日本を代表する小売企業様やメーカー様ばかりです。業界のトップランナーの最新導入事例やフェズが蓄積してきたノウハウを積極的に発信していくことは、単なるリード獲得に留まらず、リテール業界の成長や未来に資することだと考えています。

フェズという会社が、真にリテール産業の新たな常識をつくり得る業界のリーディングカンパニーとなっていくには、価値あるプロダクトを創ること、価値あるサービスを提供することに加え、価値ある情報を発信していくことも大切だと思うんです。

今回、ようやくベースとなるコーポレートサイトが完成したので、ここからがフェズの広報としての腕の見せ所かなと思っています。


最後に、今回の制作を担当してくださった株式会社GIG様よりコメントをいただきましたので、ご紹介します。GIGの皆さま、タイトスケジュールの中、ご対応ありがとうございました!


「わかりやすく更新がしやすい設計+シンプルで使いやすいデザインによって、フェズらしさを伝える」ことを目指して、フェズ様のコーポレートサイトのリニューアルに取り組んできました。そして、このたび無事にリリースすることができました!
プロジェクトを振り返ると、フェズの皆様とGIGでまさに「one team」となり、スムーズに進行することができたと考えております。

リニューアルされたコーポレートサイトによって、今後ますますフェズ様の情報が発信され、ますます多くの方々に見ていただけることになると思います。新しいコーポレートサイトが「フェズらしさ」をより多くの方々に伝えることができれば幸いです!

GIGではCMS「LeadGrid」を通して、これからも「フェズらしさ」を伝えるサポートをさせていただきます。プロジェクトメンバーの皆様、引き続きよろしくお願いいたします!

<Special Thanks>

Director:松尾、小田
Art Director:向田
Designer:中山、下元
Photographer:石川
Front-end Engineer:平岡
Back-end / System:LeadGrid

Photographer(店舗写真撮影):IKKI FUKUDA