【チームのチカラ vol.3】3,000台設置で見えた!“本当に求めていたものとの出会い”を助ける「ストアギークサイネージ」の更なる可能性

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【チームのチカラ vol.3】3,000台設置で見えた!“本当に求めていたものとの出会い”を助ける「ストアギークサイネージ」の更なる可能性
目次

連載企画「チームのチカラ」。第3回では、フェズと株式会社フリークアウト・ホールディングスのジョイントベンチャーであるストアギーク社から、「ストアギークサイネージ」を推進するサイネージ事業部を取り上げます。

今回は、フェズからストアギークに出向している4名にお話をうかがいました。
小売DXの最前線を走るフェズのリテールメディアノウハウやデータ活用力とフリークアウトのマーケティングテクノロジー知見、デジタルサイネージの開発力を掛け合わせた独自プロダクト「ストアギークサイネージ」。
これまでにない革新的なインストアメディアソリューションを、どう世に広め、店舗での購買体験を向上させているのか――。

サービスリリースから1年半を迎えたいま、当事者の声をお届けします。


お話してくれた人:
サイネージ事業部 リテールアライアンスグループ・マネージャー 西田 育浩さん、中村 麻莉さん 
サイネージ事業部・服部 咲歩さん、尾西 拓巳さん


サイネージ事業部はどんなお仕事をされているんですか?チーム紹介もお願いします!


サイネージ事業部 リテールアライアンスグループ・マネージャー 西田 育浩さん


西田
サイネージ事業部のメンバーはフェズからストアギークへ出向する形で業務を行なっています。
私たちが提供している「ストアギークサイネージ」は、店舗の約8割の売上があがる定番棚に設置する縦型サイネージで、視認性や訴求力の高さ、効果検証ができる点に特長があります。お客様が商品を手に取り、購入するかどうかを決めるのは、店頭の定番棚の前なんです。その瞬間のコミュニケーション次第で、お客様の行動はもちろん、小売様・メーカー様の売上も変わるんですよね。

私たちは、このストアギークサイネージを小売様・メーカー様にご導入いただくことで、店舗での買い物体験を変える仕事をしています。具体的には、小売様向けにご導入提案やご導入後のオペレーションの提案、またメーカーのマーケティング施策としてインストアメディアを積極活用いただくためのサービス開発や販売、また商品企画といった業務を行わせていただいています。そして、小売様、メーカー様、並びにお客様、それぞれのニーズを踏まえサービスの構築、改善を行うことによって、ストアギークサイネージのご活用を推進しています。メンバー紹介は•••、それぞれから!(西田さんの自己紹介はこちら

中村
私は5月にジョインしたばかりなのですが、もともと化粧品業界で化粧品やサプリメントの店頭販売やバイヤーをしていました。その経験のなかで、小売業界の課題だと感じた出来事があって、ある時、常連の方が「ブランドとか、商品の種類が多すぎて、よくわからない」とおっしゃって帰ってしまったことがあったんです。それがずっと記憶に残っていて•••。常に販売員が側について接客できるのが一番ですが、人手不足は年々進む課題ですし現実的ではないじゃないですか。そういう時に、接客以外で購入の手助けになる「リテールメディア」というものの存在を知り、そこからストアギークに辿り着いて、興味を持って入社を決めました。

服部
私はフェズに2022年に入社して、ずっとクリエイティブを担当しています。バッググラウンドとしては、最初は動画の制作会社、2社目が広告代理店で、ずっとプロジェクトマネジメントをしていました。進行管理であったりタスク管理であったり、そういう業務が得意でもあったので、そこを買ってもらってストアギークにジョインすることになったんです。当時は新規事業としてストアギークが立ち上がったばかりで、拾わなきゃいけないボールが山ほどあるような状態で(笑)大変ではありましたが、ボールを拾った分だけ自分の力になるんだということを身をもって実感しながら楽しんでいます!

尾西
僕は、現在メーカー様からいただいた情報をもとに、広告配信から、配信後のレポーティングまでを担当しています。前職は、Web広告の代理店で広告運用をしていました。さまざまな業界のお客様を担当していたのですが、お客様の担当数が多かったこともあり、レポートを提出したその先でお客様にどのような効果があったのか、掴みきれないまま日々を過ごしていたんです。自分の仕事は誰かの為になっているのかなと考えていたときに、ストアギークの取締役であり、事業責任者でもある安藤さんから「フェズなら、小売様と連携してID-POSデータを活用した購買検証ができるから、広告配信の結果がどうお客様に影響を与えているかまでわかるよ」というお話を聞いて、「めちゃくちゃ面白そう!」となったのがご縁でジョインしました。


「ストアギークサイネージ」提供開始(2023年10月)から約1年半経ちました。振り返ってみて、どのような変化がありましたか?


服部
何より、サービス開始当初に比べ、店頭設置台数が約3,000台に拡大したことで、  メーカー様や関係者の方々に実際にご覧いただく機会が大幅に増えました。  商談時に「見ました」と声をかけていただくことも多くなり、改めてサービスの広がりを実感しています。やはり、台数のインパクトというのは強いですね。

尾西
サービス向上のためにストアギークサイネージを設置しているお店で買い物をされたお客様に対し行なったアンケートの結果が、この一年半の中で一番印象に残っていますね。取り扱う商品のカテゴリーによって、結果が大きく異なっていて、その違いは新鮮でした。サイネージで配信した広告の中で一瞬表示された数字をアンケートに書いている方とかもいて、「動画の中身をちゃんと見てくれているんだ」と、驚いたのを覚えています。だからこそ3,000台というと、どれだけの人が見てくださっているんだろうと•••。本当にすごいことだなと改めて実感しています。

中村
私はまだ入社して一ヶ月半なのですが、それでもわかるのはストアギークサイネージに対する小売様、メーカー様からの期待値の高さですね。商談をしていく中で、「もっとこれを流したい」「本数を増やしたい」とリクエストをいただいているのをみると、期待値の高さが実感できて今後の拡大が楽しみだなと感じます。
また、店頭に来られるお客様の方は、8割の方が定番棚で購入されます。今は商品の紹介や、小売様のキャンペーンを流していますが、活用方法はまだまだ無限大にあるはずです。今後はその広がりも楽しみですね。



実際にサービスを提供して、ご導入企業様の反応はいかがですか?


サイネージ事業部・服部 咲歩さん

服部
私たちは、サービスを広げていくごとに、効果もあがっていくように努力を続けてきました。実際、メーカー様からも「導入効果が実感できたので、年間で契約したい」とおっしゃっていただくことも増えていて、とても嬉しく思います。“訴求商品や訴求ブランドの売上があがった”“新規のお客様が増えた”という事例もあり、実際に新商品の立ち上げ期に「ストアギークサイネージを導入したい」という小売様、メーカー様も増えています。
サービスが拡大するにつれ、「ブランドの訴求ターゲットを変更するにあたり、ブランドイメージを一新したい」「該当カテゴリでの第一想起獲得につなげたい」といった、新しいユースケースも出てきています。我々も実際のユースケースから気付きを得ることも多く、学ばせていただいているところです。



 1年半提供してきて、改めて感じる「ストアギークサイネージ」の強みは何だと思いますか?


サイネージ事業部・尾西 拓巳さん


尾西
まず「設置場所」ですね。定番棚に設置することができて、視認性も高い。また、購買データを活用した効果検証ができる点も強みのひとつだと思っています。ID-POSデータとの連携があることによって、設置して終わり・広告配信して終わりではなく、しっかりとPDCAを回すことができます。

服部
これまでのインストアサイネージは、棚に対してそのまま平行、真正面に設置するタイプが主流で、商品の陳列スペースを狭くしてしまうなどの課題がありました。他にも、小さかったり、位置が高すぎたり、定番棚から離れた入口に設置されていて実際に商品を選ぶ段階では目に入らなかったり•••。そういったサイネージの課題を解決できるのがストアギークサイネージであり、実際にメーカー様や小売様からもご評価いただいているポイントです。
また、実際に高価格帯の商品や新商品でもしっかりと効果を出せているんです。これはPoC段階で仮説としていたことでもあったので、「やっぱりそうだよね!」とストアギークサイネージの強みを再認識しています。

西田
やはり“全国14流通の名だたる小売様の定番棚前を横断して押さえている”、この事実は一番の強みだと思っています。当たり前ですが小売様ごとに考えていることも各社のオペレーションも違います。そういった状況のなかで、ストアギークがやりたい世界観をご理解いただき設置していただいているというのは、本当にありがたいことだと思うんです。それができているのは、フェズが築き上げてきた小売様とのリレーションがあるからだと思っています。

中村
たとえば、お店以外でテレビCMや広告を見かけて「あの商品良さそうだな」と思っていても、いざお店にいくと「なんだっけ?」と忘れてしまうことってありますよね。そういった、テレビCM、広告、SNSでバズった動画などをストアギークサイネージで流すことによって再想起させる、思い出させる効果もあるのかな、と。直接購入できる場所で気づかせる、思い出させることができるのもストアギークサイネージの強みだと思っています。



「ストアギークサイネージ」の今後の展開について教えてください。


西田
ようやく3,000台設置の目標を達成したわけですが、正直まだまだこれからです。ある一定導入していただいたり、期待を寄せていただいたりしているものの、まだまだ改善余地があり、ご提供出来る価値は拡げられると感じています。ここからどうストアギークサイネージのメディア価値を、小売様、メーカー様や店頭のお客様に届けるかを徹底的に追求することが必要だと思っています。

服部
効果検証の側面において、全カテゴリーで見ると3,000台でも、1カテゴリー単体で見るとまだ規模が足りないと感じる小売様、メーカー様もいらっしゃいます。ゆくゆくは当たり前に店頭にストアギークサイネージがあるという状態をつくり、それによってお客様の購買体験がより良くなり、小売様もメーカー様も潤う。そんなメディアにしていくためにも、今後、対応カテゴリーや新しい小売様との接点を増やしたり、クリエイティブの最適化や新たなユースケースの効果を実証したりしていく。そういうことの積み重ねがサービスの磐石化に繋がると思うので、より一層期待していただけたら嬉しいです。

中村
ストアギークサイネージは、広告宣伝としての役割だけではなく、数あるブランドや商品がある中で、お客様が“本当に求めていたもの”に出会える手助けができるサービスだと思っています。小売業界全体が活性化するような、お客様と小売様とメーカー様、3者がWin-Win-Winな関係になれるメディアでありたいと思います。

尾西
今後は購買データを用いた分析だけに留まらず、店頭のお客様へのアンケートの実施など、定性的な分析も、当たり前のサービスとして提供していけるようにしたいです。今よりもメディア価値を感じていただけるように、新しい分析軸や検証方法は、常に創成し続けたいと思っています。



この仕事のやりがいはなんだと思いますか?


サイネージ事業部 リテールアライアンスグループ・中村 麻莉さん 


中村
正直にいうと、私は選考を受けるまで、実物のストアギークサイネージをみたことがなくて(笑)。選考の途中で店頭まで見に行ったんですが、ストアギークサイネージって、実際に見ると思っている以上に存在感があるんですよ。それが、これからどんどん広がっていって、身近なところで自分が携わっているものがみえるようになっていく過程というのは、シンプルですがやりがいを感じますし、今後が本当に楽しみです。

尾西
広告配信やレポートは、カテゴリーやご利用の小売様、メーカー様が増えるにつれて、定型だけではなく新たに型をつくっていく必要がでてきます。それを自分が主体となって、つくっていけるところは楽しみでもありますし、やりがいを感じます。それに、自分が携わったものが上手く回ったときに「これは俺が作った」とドヤ顔できるのは、やっぱり気持ちいいですよね(笑)。

服部:ストアギークは、新規事業なので未整備なこと、ゼロからつくらなければならないことがたくさんあります。こうした状況の中で、自分が中核を担えることや、自身の担当領域に関係なく業務のインプットができるところはシンプルに面白いです。経営陣と一緒に、どうサービスをつくって、どう良くしていくか、という議論ができるので、経営に近い視点を養うことができますし、自分自身、視野が広がったと感じています。
また、このサービスは、メーカー様や小売様にご評価いただいてこそなので、お客様の行動をどう変化させることができるか、常にサービス価値として追求していかなければなりません。その価値を自分たちでつくっていけるというのは、ハードではありますが、面白みもあり、やりがいでもあります。

西田
皆さんが言ってくれたことは、僕にもすべて共通することだと思っています。
僕自身、ストアギークは、めちゃくちゃ可能性がある事業だと思っていて、この事業なら世の中に新しい価値を創っていけると思っています。新規事業の立ち上げ期に一からその事業の価値創造に携われるというのは、やりたい人はたくさんいても、実際に携われるのは極わずかじゃないですか。だからこそ、今このタイミングでそこに携われるというのは、すごく楽しいし、携われていることに感謝しかないですね。
また、ストアギークの事業は、インストアメディアと呼ばれる領域になるのですが、このインストアメディアの領域で一番のポジションを今後獲ることだってできると思っています。その目標に向かって、課題解決に勤しんでいけるのは、僕にとって一番のやりがいですね。



最後に、こんな方にきてほしい・ポジションの魅力などあれば教えてください

服部
社会に対してインパクトのある事業をやりたいというパッションのある方!
今、小売やメーカー、代理店でお仕事をされていて、「業界に対して課題を感じている。その課題をリテールメディアで解決したい」という方や「自分で新規事業をゴリゴリやっていきたい!」「自分のやれる領域を広げていきたい!」という方は、すごくフィットするのかなと思っています。
新規事業のコアメンバーになれるのは、稀有なことでもあるので、興味が少しでもあったらぜひ挑戦してみて欲しいですね。

中村
良くも悪くもストアギークは「これから」。だからこそ、「決まってないなら、自分がやろうかな」と柔軟に対応できる人が合っていると思います。少人数チームな分、意見も言いやすく、距離感も近いですし、良いところがたくさんあります。また、フェズ自体がコミュニケーションをとても大切にしている会社なので、コミュニケーションをとるのが苦手じゃない方のほうが良いのかなと思います。


西田さん、服部さん、尾西さん、中村さん、お話ありがとうございました! 
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